相手の視点になるということ
人事の仕事をしていると、いろんな「初めて」に出会います。
結婚、出産、病気での入院、退職。
人事としては、毎月ある当たり前のことでも、相手は初めてなんですね。それを忘れると大変なことに。
私は、社内イントラなど、誰もが見れる場所に、結婚すると、1)会社にどんな届け出がいるのか、フローチャートにしたものと、2)必要書類のフォームと、3)記入例を3点セットにして、掲示しておくのが、人事側にも、上司にも、本人にもいいと思います。
人事側は、説明する手間が。
上司は、手厚いフォローが。
本人は、あとから読み返せることが。
それぞれメリットです。
説明を聞いても、あとから、どうだったっけ?と思うことありますよね。手元に資料があると、おもいだせるし、安心感があります。
また、病気になって、入院するばあいは、本人も大変。病気のことで手一杯なのに、いろんな書類も出さないといけないし。
健康保険組合によっては、上乗せの給付があったり、高額時に自動で還付されたり、と、会社や、組合で取り扱いも異なるので、会社への手続き的なもの、健康保険のお金の話をわけて、説明しておくと、混乱しないです。手続きのなかには、復職するときに必要なものや、手順もわかると助かると思います。
退院したら、すぐ復帰!とならず、会社との面談が必要だったり、主治医に経過報告の書類が必要だったりと、これも、いろいろ手順があるので、フローチャートとか、時系列のチェックリストとかあるとわかりやすいですね。
いずれにしても、自分の当たり前は当たり前ではないことを忘れずに。