学びに逃げない人になる
人間だれもが、もういやだなと思うことや、仕事でもうあっちもこっちも壁ばかりという経験をしていると思います。
逆に、そういう経験がまだの人は、もっとその仕事にのめりこんだ方がいいかもしれません。
さて、仕事で壁にぶつかると、真面目な人ほど行き詰ります。
周りに相談したり(時にはそれが裏目にでることも)、自分でいろいろ勉強したり。
勉強することってとても大事なのですが、私はそれだけではダメだと思います。
あ、趣味で勉強しています。ならもちろん全然問題ないですよ。
でも、ぶつかった壁を乗り越えたい、叩き壊したいのなら、勉強したり、セミナーにいったりして、頑張っている自分に酔わないでほしいのです。
これ、私自身が陥ったことでもあるのですが、
学びの場にいる人たちって、とても相手のことを尊重してくれるし、
勉強って、大変だけど、仕事よりは時間をかけると点数だったり、知識だったり、明確に返ってくるものがあって、とても、快感なのです。
時には「私、頑張ってる!」と自画自賛しながら、休みの時間や休みの日を削って、セミナーを受けてみたりするわけです。
そうすると、仕事の場がとっても、バカバカしく思えてくるときがあります。多くの人は、そんなに勉強していないのでは?(そのとおりだったこともあるけど、結構みんな隠れて勉強してたりします)と思えて、しっかり自分で研鑽してよね!とイライラしたり、会社って、そんなに新しいものを取り入れてやっていけなかったりするので、その古さに嫌気がさしたり。
そうすると、それって態度にでちゃうんですね。私頑張ってるのよ。あなたたちとは違うのよ的なオーラが。
これ、みんな私が体験したことです。
何のために学んだのかさっぱりわからなくなってきて、そして、また、新たな学びの場にでる・・・。エンドレスです。
会社って、そんなに急には変われないし、みんな組織で動いているので、そんなに意欲のある人ばかりではない。でも、それぞれみんな考えていることがあり、そこをうまくほぐしていかないと、壁は乗り越えれないのです。明らかに知識で解決するような壁は、経験が浅いうちだけ。その後の壁は、知識だけではなく、人間関係が絡んでの壁がほとんどですから、学んでいる自分に奢らず、謙虚になること。そして、何のために学びに出たのかを忘れないようにして、少しでもいいから実践していくこと。
学びの旅はとても魅力的で、楽しいものですが、ちゃんと航海図を忘れずに。
いつのまにか、漂流して、遭難することのないようにしてくださいね。
さて、今日もいい一日でありますように。