レゴ®シリアスプレイ®の可能性①

レゴ®シリアスプレイ®の認定ファシリテータとなったのはレゴ®シリアスプレイ®の可能性を感じたからです。

 

認定ファシリテータになるためには、養成トレーニングを受けないといけませんが、毎回大人気で、今年の春に申し込み実際に受講できたのは11月23~26日のコースですので、もう申し込んだのを忘れるくらいでした。

 

さて、話を戻しますが、可能性を感じたのは、社内で風土改革に関わるなかで同じ言葉を使っているのに、大きく認識が異なることが多々あったからです。会社の理念のように、誰もが反対しにくいような単語が散りばめられていると、皆がわかったように感じますが、実は、分かり合えていないということが多いのではないか。それを共有するにはどうすればよいのか考えていたときに、レゴ®シリアスプレイ®に出会いました。

 結局、社内で実践する機会はないまま退職しましたが、私の中では、いつかしっかり学びたいという思いは残っており、今年、なんとか受講することができました。

 

 レゴ®シリアスプレイ®は、参加する全員が、手を動かし作品を作り、その作品について、全員が語ります。

 どうしても会議などの場では、最初に口火をきった人に同調したり、あるいは、職位が高い人の意見に同調したり、まぁ、いま流行りの「忖度」されるわけですが、レゴ®シリアスプレイ®は、全員が作品を作りますので、その作品をみると、互いの違いが一目瞭然。忖度しづらい状況になります。

 もう一つ、作品の細かい部分にまで、個人の内面が反映するので、色や形に表現されており、曖昧なものを伝えやすいということがあります。作品について語るので、前に発言しただれかの意見を否定するように感じないのもよい点かと思います。いくら、言葉で、「私としては」とか、「その考えは理解しますが・・・」などと発言しても、受け取る側は、でも、意見違うよねと受け止めてしまいがちですが、ブロックの作品があることで、そのような受け止めを緩和する効果があると思います。

 

 会社のビジョンや、会社の雰囲気など曖昧なものを明確にするためには、ただ研修をするよりも、レゴ®シリアスプレイ®で、互いのイメージを明確にし、場に出してから、違いを一旦うけとめて、ではどうする?を考えていった方が効果的だと思います。そうすることで、自分は意見を言えなかったという不満感をもたずに、組織の方向性にコミットできるのです。

 前職でダイバーシティをすすめていたときもよくありましたが、基本、こういう問題は総論賛成ですが、各論反対なのです。私は、これは総論が賛成なのではなく、総論のイメージが、それぞれで異なるのも影響していると思っています。もし、レゴ®シリアスプレイ®で、ダイバーシティが進んだら、会社がどうなるか?の将来像を共有できていれば、また違ったのではと反省しています。多分いろんな将来像がでてきたはずで、その部分をすり合わせていれば、各論の部分での腹落ち感が違うと思うからです。

 

 そういう意味では働き方改革同じかもしれません。働き方改革!という旗印を反対する人はあまりいません。でも、働き方改革が進んだ会社あるいは個人がどうなるか。これは千差万別のはず。ぜひ、レゴ®シリアスプレイ®を使って、イメージを明確化してみてはいかがでしょうか。違いを明確にするだけでも、一歩前進する効果があると思います。

 

レゴ®シリアスプレイ®について詳細は↓

 

ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ - レゴ®シリアスプレイ®とは?