働き方改革にまつわるモヤモヤ
「働き方改革」という言葉も定着した感があります。
「働き方改革」と題して取り組みがされている会社も多いのではないでしょうか。
でも、なんだかすっきりしない。働き方改革大歓迎!という話を聞かないのはなぜでしょう。
サイボウズ社の20周年記念制作アニメ「アリキリ」や新聞広告もネットで話題になっていますが、なんとなくやらされ感が、現場には漂っている。
アニメにしなきゃ言えない日本の風土はさておき、働き方改革って社員が「自立」していることが前提。
「働き方改革」ではなく「働かせ方改革」であり、うえからの無理難題の押しつけで、主体性も楽しさもない、という気持ちはわかります。
でも、押しつけはいやでも、これまで会社のいう通りに働いてきました、上司の意見に対して何か反論するなんてとんでもないという会社員が、働き方改革といわれても、まず、自分がどうしたいかわからない人の方が多いのではないでしょうか。
ちょっとした業務改善や効率化を提案できているか、自分がどうしたいかを考えて、少しでも近づけるように工夫できているかその積み重ねが働き方改革そのものなのです。
結局、働き方改革は個人個人の多様性を尊重するもの。多様性の前提となる、こんな人生送りたいという前提がなければ、働き方改革ではなく、「働かせ方改革」になるのも仕方ない。
会社としては、とりあえず、働かせ方改革を進めながら、あなたはどう生きたいのか・・・個人目線でのアプローチを会社が支援していくことが必要なのかもしれません。
さて、会社で行われている改革が「働かせ方改革」で、現場にムチャぶりをするものであったとしても、あなたは自分なりのアレンジをしながら、そのムチャぶりをなんとかしようとしているでしょうか。
あなたがしたい働き方、実現するために何か行動ができていますか。そして、そもそも、今、あなたは楽しく働けていますか。
「アリキリ」みていない方は、こちら→ https://cybozu.co.jp/20th/