管理職女性を増やしたいなら

仕事で、管理職女性を増やしたいけど、どうすればいい?と尋ねられることがあります。

一方で、女性の方からは、そんなこといまさらいわれても・・・(もっぱら、40代より上の世代)という意見や、

育児との両立ができそうにないので・・・という意見を聞きます。

 

会社としては、女性のやる気を出そうとして、研修を実施したり、

場合によっては外部の研修に出したりするわけですが、そもそも、会社として、

管理職女性を増やして何をさせたいのかが見えないケースが多いこと。

 

高業績を出している女性にマネジメントをやってほしいのか、

新しい企画に多様な視点をいれたいのか、

もっというと、生産性が低い女性がいて、困っているからなんとかしてほしいのか。

 

このどれでもない場合が案外あるのです。

つまり、今困ってない。

確かに管理職は嫌がるけど、与えている仕事はしっかりできている(案外、期待以上だったり!)

後輩の面倒もみてくれているので問題ない。

ま、ちょっと困っているというケース(近視眼的で会社全体が見えてない)も聞きますが、

これは管理職じゃないのでそもそも経営的な情報も他部署の情報も与えられてないケースが多いので仕方ない。

 

じゃ、問題ないのでいいのでは?と思うのですが、

いや~、経営層が・・・政府が・・・時代の流れですから・・・。

もう、そのあたりの、実は今のままでいいという考え。女性側は見えてますからね。

上司の個人的には今のままでいいと思ってるけど、上がいうから、君も管理職目指さない?と口説かれても、

それはだれも、うんといいませんよ。

上司が、しっかりとその必要性を腹落ちしていて、

部下である女性に「あなたが管理職に望ましいと思う理由」を説明できれば、

もう少し打率はあがるはずです。

 

女性の研修もいいけど、男性上司側の口説き方(笑)研修も必要だなと思う今日このごろ。