自分を知るために性格検査MBTIを利用してみる
MBTIという性格検査。
日本では、まだまだあまり知られていません。
外国ではかなり一般的(国によっては血液型と同じくらい何型?という会話がなされるとか・・・)ですが、日本では、MBTIを知っているのは、外資系の人事担当者、カウンセラーの勉強をしたことがある方などごく限られた方のような。
私も実は、カウンセラーの勉強をしたときには、あまり関心を持ちませんでした。
そもそもMBTIとは
ユングのタイプ論を元にしたもので、一人一人の性格を心の機能と態度の側面からみたもの。
「ものの見方」「判断の仕方」「興味関心の方向」「外界への接し方」の4指標であらわされ、16タイプに分類されます。
一番特徴的なのは、多くの性格診断やツールは、一度診断を受けるとそれがその結果として変わりません。自分が、なんかこの結果に納得できない!と思っても、結果が変わることはないのがほとんどです。
でも、MBTIは、結果をもとに、MBTIの実施者(認定ユーザー)と一緒に、16タイプの中ででた結果がしっくりくるかを、自分でみつけていくのです。
実際に、私も、受検した結果と、自分がしっくりくるタイプ(ベストフィットタイプ)は異なっていました。
このツールで自分を知ることができることの何が有意義かというと、一番は、自分の考え方、ものの見方がわかるということです。
一般的に、行動面が注目されがちな「自分を知る」こと。
例えば、コミュニケーション、慎重さ、几帳面さ、責任感、ポジティブシンキング、いろんな面から、自分はどうだろうと考えてみることはあると思うのですが、自分がどのように物事を見ているのか、どのように判断しているのかなどをじっくり考えてみる機会は少ないのではないでしょうか。
私は、カウンセリングを学んで、人の話を聴くことは「スキル」としては身につけることは少しはできたと思うのですが、他のカウンセラーの方と比較して、どうも自分の感じ方と違うなと思っていました。何がどう?というわけではなく、感覚的に「違う」ということなので、表現しにくいのですが。
でも、MBTIの認定ユーザー(MBTIを実施するための認定資格)の勉強をする中で、自分が他の人とどう違うのか、どういう人たちと特に違うのかがわかってすっきりしました。
そして、このタイプと思われる人と接するときは、このように思われる、誤解されるので、こんな対応をした方がいいなということも学べました。
いろいろなツールがあり、それぞれに良さがありますが、「自分を知る」根底にある、考え方、自分を形成しているものを知るという面では、MBTIはかなりの効果があります。
自分を知ることは第一段階ですので、チームビルディングや、コミュニケーションにもとても効果的です。
チームビルディング研修の一環として、あるいは、リーダーシップ研修の中で自分のリーダーシップスタイルを知るため、部下とのコミュニケーションを見直すため、いろんな用い方があると思います。
どのような使い方をするかも含めてご相談ください。